安くなる?!ポケット加工設計のコツ

安くなる?!ポケット加工設計のコツ

フライス加工では、
ポケット加工のとき、ピン角に加工はできません。
必ず工具半径の「R」が隅にできます。
ですが、
「R」があるとダメな場合の対処方法はいろいろあります。

①隅にニガシを作る
ドリルでのニガシなら工具直径の8倍以上も可能です。

 

②工具直径の小さいものを使う
小さい工具にも限界があり、
ポケットの深さが工具直径の2~3倍程度が適当です。
3倍を超えると、見積が高くなってしまう図面となります。

③ワイヤー放電加工する(貫通の場合のみ)
ワイヤー自身の線径はΦ0.2mmで、「R0.1」となりますが、
「ピン角」と言っても遜色ありません。
また、「四角1mmで深さ200mm?」ってことも可能です。※条件アリ

 

形状や深さによりますが、
①、②、③の順で時間(費用)がかかる傾向があります。

 

今回のサンプルは「厚み10mm」で作りました。
左上「4-R4」以外は、角ボス「4-C3」が入ります。

「4-R2」は、「Φ4の工具で直径2.5倍の深さ」が通常範囲です。
それ以上の小さい工具では難易度が上がります。

右上「4-R4ニガシ」が、一番簡易的ではあります。

用途に合わせて、
「ポケット加工設計」についてご相談ください。

 

 

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